こどもの日でもあり、端午の節句でもあります。
端午(たんご)というのは初めの午(うま)の日と暦を表していて、
起源は中国になりますが長くなるので割愛(かつあい:省略すること)します。(すみません)
ちなみになぜこいのぼりを上げるかご存知ですか?
日本で5月5日を端午の節句として祝うようになったのは、奈良時代からなんだとか。
端午の節句は菖蒲(しょうぶ:強い香りの植物。邪気を払うと言われていて湯船に入れて入浴する風習も。あやめとも言う)
の節句とも言い、
武士の時代となった鎌倉・室町時代になると、
ショウブと尚武(しょうぶ:武道を重んじること)の語呂合わせ(ごろあわせ:ある文字に他の音や他の意味を重ねること)
で、
武家では甲冑(かっちゅう:ヨロイとカブト)や刀を飾ったり、家の外にも旗やのぼりを立てるようになったそうです。
江戸時代では庶民がのぼりをたてることが許されておらず、
考え出されたのがコイの形をした吹き流しだったそうな。
滝を登って天まで昇り(のぼる:空高く上がること)龍になるという古代中国の伝説にちなみ、
後継ぎとなる男の子の立身出世(りっしんしゅっせ:世の中に出て認められること)を祈ってこいのぼりを飾るようになったんだそうな。
私の実家にもこいのぼりがあり、私が小学生の高学年の時、
「今さら別にこいのぼりあげなくてもねぇ」
と思っていましたが、私の母が父に
「こいのぼり立ててあげてよ」
と言いました。(記憶定かではないですがそんな感じ)
後から聞いたらそのこいのぼり、私の祖父から受け継いでいてなかなか高級なものだったとかそうでないとか。
その価値も祖父や母の気持ちも知らずに大人になってしまった私ですが、
自分に子どもができたならたくましく生きろよと願いを込めて、こいのぼりうんと高く上げてやろうと思うのです。
まぁマイホーム手に入ればですがね。