中2生の休校期間中の課題で読書感想文が出ているとのことで私も少し取り上げようかと。
不幸にも「読書感想文を書きなさい」という課題しか与えられておらず、
読書感想文をどのように書いたらいいかという指導がされていない
(子どもが単にちゃんと聞いていないということもありますが)
みたいなので先に簡単にお伝えしましょう。
こちらもご参考に。
今回はざっくりとだけ書き方ご紹介。
ズバリ
・本を選んだ理由
・本のあらすじ
・学んだこと(感想)
の3つの順に書いて段落も意識するとよいです。
今回は題材が指定されているので選んで理由はありませんが。
とりあえずまずそれだけ!
さて『アイスプラネット』(椎名誠著)についてですが
例年中2生の期末テストの範囲ですね。
主人公の中学生悠君と、母親の弟「ぐうちゃん」との物語です。
居候のぐうちゃんは定職に付かず、悠君の母親からは煙たがられています。
悠君に、ぐうちゃんのようにならずに
しっかり勉強して働いて欲しいのです。
一方、悠君はぐうちゃんの怪しくも面白い話が大好きです。
馬を飲み込むアナコンダという蛇の話や、体長3メートルのナマズの話、
見た者を幸せにするというアイスプラネットの話など。
半信半疑ながら聴くのを楽しみにしています。
ある日、ぐうちゃんから聞いた話を悠君がクラスメイトにすると、そんな話はでたらめだと
馬鹿にされてしまいます。
それを機に悠君はぐうちゃんへの信頼感を無くし、関係が冷めてしまいます
それからまた日が経ち、ぐうちゃんは貯めたお金で海外へ長旅に出てくると言い、
家を出ていきます。
出る直前に悠君とがっしり握手をしたぐうちゃんは、旅先から悠君に手紙を出します。
『若いうちに勉強をたくさんして、いっぱい本を読んで、いっぱいの「不思議アタマ」になって
世界に出かけていくとおもしろいぞ。
世界は、楽しいこと、悲しいこと、美しいことで満ち満ちている。誰もが一生懸命生きている。
それこそありえないほどだ。それを自分の目で確かめてほしいんだ。』
と書かれた手紙とともに、封筒には大きなナマズの写真と、
北極海に浮かぶアイスプラネットの写真が入っていました。
お話は以上です。
個人的にこの作品は非常に気に入っていて、
正に私から塾生へのメッセージと重なります。
昔から好奇心の強かった私は、学校の大半の授業は楽しみにして
聴いていました。
自分の知らないことを知って、その感動を母親などによく話したものです。
星火塾に来てくれている塾生達にも、
そんな新しい世界を知る楽しさを知って欲しい
と思い、授業をしています。
保護者の方などもぜひ機会あれば御覧になっていただきたいです。
お問い合わせ
国語の勉強の仕方なども語っています。