先日インスタとTwitterで少し紹介した、2021年度都立高入試の変更点についてです。
東京都教育委員会のサイトからも確認できるので見てみてくださいね。
2021年度入試で除外されるのは以下の通りです。
※東京都教育委員会のHPより
ここからは私のコメント付きで。
○国語
・中3教科書で学習する漢字
これは読み問題に影響することですね。
ただ、そこまで大きな影響はありません。
都立入試の漢字の書き取りは小学生の漢字しか出ないからです。
漢字検定よりも英語検定をお勧めしている理由の1つです。
○数学
・三平方の定理
・標本調査
標本調査はそもそも出題されたことがありません。
そして三平方の定理が除外されたことは大きいです。
都立入試の数学大問5は毎年空間図形が出題され、
三平方の定理を使って解く問題が毎年出題されます。
○英語
・関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法
これも大きな変更です。
都立入試の英語は純粋な文法問題が問われることはありません。
長文の読解(内容一致)がほとんどです。
しかしその本文や選択肢の英文に関係代名詞が使われることが多いのです。
○社会
・『私たちと経済』の「国民の生活と政府の役割」
・『私たちと国際社会の諸課題』
・『私たちと国際社会の諸課題』
ここについてはそこまで大きな影響は無いと思われます。
国際社会の諸課題については、今後のグローバル人材を育てていくうえで
学習することは非常に大事だと思いますが。
それから税金の話も含まれていますが、
タイムリーな話題なのでこちらもしっかりと学習して欲しいところですね。
○理科
・『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」
・『科学技術と人間』
・『科学技術と人間』
・『地球と宇宙』の「太陽系と恒星」
・『自然と人間』
・『自然と人間』
中3の物理と地学が削られるのはそれなりに影響があるでしょう。
毎年中3生苦戦するところでもあるので。
理科の大問6が物理分野なのですが、順番的に今年は中3物理が出題される可能性が高いです。
しかし、この変更によって大問として出題されない可能性が高まるかもしれません。
逆に小問集合のところで出題される可能性があるということですよ。
当たり前ですが、入試で出題されないだけで学校で勉強しないわけではありません。
しかし、受験に向けて必死に勉強するあの熱量から比べるとどこまで受験生が身に着けられるのか謎です。
高校への橋渡しになり、一般教養としても大事なところなので、
ちゃんと学べるよう塾では取り組んで参ります。
特に英数は入試から除外されるとしても、関係代名詞や三平方の定理を知っておくことで
スムーズに問題を解くことができるようになるのではと思っております。
今は不安にならなくて大丈夫です。
内申点を上げることに全力で取り組めばOKです。
受験生の皆さんがんばりましょうね!!