毎年1月の下旬には都立高校の推薦入試があります。
学校から推薦をもらい、
面接や小論文そして内申点などで合否判定をするものです。
倍率は2倍から3倍の前後といったところでしょうか。
去年は私の教え子の3人中2人が推薦入試で合格しました。
目安の内申点がギリギリだった中、よくがんばってくれました。
もちろん不合格にさせてしまった塾生がいたのも事実ですが、
みんな本当に精一杯やってくれました。
今年も推薦入試にチャレンジする塾生がいて、
面接という形式ではないですが、さりげなく
「なんでその学校行きたいの?」
「自分の強みだと思っていることって何?」
といった内容を尋ねてみました。
最初はぎこちない問答でしたが、
次第にスムーズになっていきます。
こういうのはたくさんアウトプットしているうちに
どんどんブラッシュアップされていくものです。
ちなみに推薦入試が不合格だったとしても
通常通り一般試験を受けることもできます。
ですが、こうしたやり取りをしているうちに
私も思い出すことができました。
私がやりたかった教育はこういうものであったなと。
10年ほど前だったと思いますが、
私は一社目のコンサルティング会社を退職し
転職活動をしていました。
塾業界に行こうなどとは考えておらず、
面接を受けたのはふとしたきっかけでした。
この辺の話はまたどこかの機会で。
ただ、勉強を教えるだけでなく、
子ども達がキラキラした大人になれるような教育がしたい。
そう思って塾業界へ来ました。
ですから、面接の対策で塾生とやり取りをしながら、
自分のやりたかった教育はこういうものであったなと、
改めて思い出すことができました。
結果がどうであれ、今回の経験はその塾生にとって
一生の財産となるような経験となってくれれば、
私にとってそれ以上うれしいことはありません。
初心に返り、子ども達が将来輝いていけるような教育を、
今後も提供していきたいと思いました。
引き続き「人の心に火をつける」ため取り組んでいきます。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。