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『二月の勝者』と『学力の経済学』 〜父親の経済力と母親の狂気が必要!?〜

こんにちは。高橋です。

 

今回は主に保護者の方向けの内容です。

 

 

『二月の勝者-絶対合格の教室-』をご存知でしょうか。

 

10月からスタートした日本テレビのドラマです。

 

土曜の22時から放映されています。

 

原作はマンガなのでそちらでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

 

中学受験が舞台になっておりまして、

 

お子様は中学受験をせずともしておらずとも学び気づきがあると思います。

 

保護者の方の中には中学受験ご経験の方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

ドラマの感想と合わせて塾生にも色々と話しているので、動画もよろしければご覧ください。

 

”【『二月の勝者』第1話】凡人なら勉強しよう 〜勉強はコスパがいい!〜”

東大生の親の平均年収は1000万円というデータがありますよ。

経済力が大事という根拠も話しています。

 

 

 

また、『「学力」の経済学』(中室牧子著)という書籍をご存知でしょうか。

 

教育経済学という分野から、数値データを用いて教育を論じています。

 

「子どもはご褒美で釣ってもよい」

 

「ほめて育ててはいけない」

 

「ゲームをしても暴力的にはならない」

 

など、データで見ると覆る教育の常識なども述べられていて

 

非常に面白い一冊です。

 

こちらもぜひ読んでみていただきたいです。

 

 


上記2つをご紹介したのは、これらから学べることを共有したいからです。

 

『二月の勝者』の中で主人公が保護者に対して述べるセリフがあります。

 

「合格に必要なのは父親の経済力、母親の狂気」と。

 

つまり金銭的な面と、保護者がいかに教育に介入していくかが大事ということです。

 

私も概ね同意です。

 

 

そして『学力の経済学』の中でも、非認知能力を鍛えるために

 

とにかく子どもの年齢が低い時から人的資本を投資することがよいとされています。

 

子どもが将来収入を得るためには、非認知能力が大きく影響することも述べられています。

 

非認知能力とは、「自信」、「意欲」、「自制心」、「リーダーシップ」などの

 

IQや学力テストで計測することのできない能力です。

 

経済力が不十分だと気を落とされる必要はありません。

 

人的資本というのは金銭的なものだけでなく、

 

しつけをすることやより広く言うとコミュニケーションをとることも含まれます。

 

 

「狂気」の部分ですが、前述したように保護者の方の介入の仕方も大事だということです。

 

発達の段階にもよりますが、なんでも手取り足取り教えるのでなく

 

子の自律性を尊重した教育が大事と言われますし、私も心がけています。

 

その自律性を促すための介入が必要なのです。

 


無理に声がけしないといけない訳ではありません。

 

お子様のことを思っていない保護者の方もいらっしゃらないでしょう。

 

まずはお子様のご様子を見守ってみましょう。

 

そしてご自身がお子様のためと思ったことであればやってみるとよいと思います。

 

きっとお子様の財産になるはずです。