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レビュー『スパイファミリー』(1~5巻)

 

最初に言っておきます。

 

ここ数年でほんと久々に私が

 

「早く続きが読みたい!」

 

とのめり込んだマンガです。

 

『弱虫ペダル』や『テラフォーマーズ』以来でしょうか。

 

アクション系のスパイのマンガですがシリアスなバトルだけでなく、

 

むしろギャグ要素も多くあり、楽しんで読むことができます。

 

そして「家族」の温かさを思い出せてウルっときたりします。

 

アクションというより家族のお話だと思っています。

 

個人的に「家族」は自分の中でのキーワードなのだと思います。

 

 

 

ちなみに『進撃の巨人』やあの『鬼滅の刃』でも数巻で飽きて読むの止まりました。

 

妻が買いそろえていて自宅に全巻あるにも関わらずです。

(好きな方すみませんディスりたいのでなく私の心の安定度だと思います)

 

鬼滅の刃は無事全巻一気に全集中で読み上げましたのでそのうちレビューを。
 

 

●きっかけ

宝島社の『このマンガがすごい!2019』で1位となり話題になっていたということと、

 

血の繋がりのない人間が、家族として暮らしていく中で絆を深めていくという概要を聞き、興味深く感じて手にしたマンガ。

(2020もオトコ編の1位になりました)

 

 

そしてきっかけのきっかけは妻がジャケ買いして全巻揃えていたということ。

 

1巻の表紙見て

「これはおもしろそう!」

って思ったそうです。

 

妻の特殊能力です。

 

 

●あらすじ

主人公はスパイ。


任務のターゲットに近づくために家族を作って子どもを名門学校に入学させるよう命じられます。

 

女の子を孤児院から預かり、妻となってくれる女性を無事見つけますが、その子どもは超能力者で女性は殺し屋です。

 

お互いに素性を隠しながら共に過ごしていく中で、家族としての絆を深めていくというお話です。

 

 

 

●感動ポイントその1 ミッションと情

 

主人公のロイドがひたすらかっこいいんです。

 

敏腕でクールに任務をこなしていくのですが、

 

孤児院で拾った女の子(アーニャ)に対して情が移ってしまいます。

 

「どうせ任務が終わったら孤児院へ戻す。ただそれだけの関係なんだ・・・」

 

元々子どもが泣かない世界を作りたくてスパイになったというロイド。

 

任務だと完全に割り切ることができずに迷いが生じるところは心打たれます。

 

 

 
●感動ポイントその2 理想のチームワーク

 
強いチームというのは「みんなでがんばろう」と思う人の集まりではない。

 

「私がこのチームを勝たせるのだ」と考える強い個人の集まりである。

 

という話を、聞いたことがあります。

 

私が組織コンサルの会社にいた時に学んだ組織論です。

 

 
本作の中でも、個々の高い能力がうまく合わさり任務を遂行していく様子は、

 

強いチームの在り方を見せてくれています。

 

特に第4巻がアツイです!

 

 

 
●感動ポイントその3 家族の在り方

 

先述の通りですが、この家族は血が繋がっていません。

 

しかし、そこでの偽りの家族生活はどこかほのぼのとしており

 

家族の温かさを感じられます。

 

血の繋がりに関わらず絆が深まっていく様子は胸が熱くなります。

 

 
多様性が叫ばれるこのご時世、

 

こうした家族の形を描いているということに

 

価値があるのではと思いました。

 
 
 

 

 

最近人気急上昇中のマンガですのでおすすめです。

 

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