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別れても残るもの 〜2022入試を終えて〜

3月1日で星火塾開業から2年が経ちました。

 

個人事業主となってからも2年です。

 

光陰矢の如しという言葉の通り、月日が経つのは早いとよく言われます。

 

ただ、私にとってはここまでの2年間が長く感じられます。

 

それだけに、今までの雇われの身以上に様々なことに悩み考えを巡らせていた気がします。

 

個人的に2月は懐かしい出会いや新しい出会いの月となりました。

 

懐かしい出会いで言うと複数の機会で大学時代の友人と数年ぶりに再会しました。

 

私の周りで個人事業をやっているのが私だけなのでよく感心されます。

 

 

私としては一念発起して始めたと言うよりは、

 

やらざるを得ない状況だったということも大きいのですが・・・

 

ただ、少なくとも周りの友人からは挑戦しているように見えているようで、少し勇気をもらいました。

 

新しい出会いで言うと、新規にご入塾くださったご家庭がまたありました。

 

個人事業でやっていると、この生徒さん一人一人の出会いが本当に尊いです。

 

これも私が会社員の時にはここまで深く気づけなかったことです。

 

最近では塾の内外で新しくお子さんの勉強を見させていただく機会があり、

 

個性豊かな彼ら彼女らに私も刺激をもらっています。

 

 

 

さて先日都立高校の合格発表があった訳ですが、

 

うちの塾生の中3生は私立高校受験の結果がもう出ていましたので

 

私としては寂しくもあり、緊張せず穏やかでもあった3月1日でした。

 

【二月の勝者 最終回】受験生へ 勝者とは?勝者となるためには?

 

その代わりと言いますか、思いがけない中3生から連絡をいただきました。

 

その子は元塾生で夏期講習の手前まで在籍してくれていました。

 

小学生の頃から通ってくれていたのですが、

 

私が交通事故で長く塾を休まざるを得なくなったせいでご迷惑をおかけしました。

 

そう言う訳で今年度の受験は中3生がほぼおらず少し寂しい合格発表だったのですが、

 

その元塾生からの連絡に救われました。

 

「この合格には高橋先生のご指導が大きく影響しています。

 

勉強方法やモチベーションの保ち方など、

 

新たな塾に行っても継続し続け参考にしたものは多くありました。」と。

 

無事にかねてからの志望校に合格できたようです。

 

偏差値60台後半の都立高校です。この場でも述べますがおめでとうございます。

 

もちろん彼の合格に限らず子どもらの残した成績は彼ら彼女らの努力の結果です。

 

ただ私がやってきたことは、

 

間違っていなかったとまでは言えないかもしれませんが、

 

少なくとも彼ら彼女らに対して何か残るものを

提供できたのではないかと思うのです。

 

 

塾業界に来て10年と少し、個人事業主として2年、

 

苦しい思いもたくさんしましたが、その分私も得られるものはたくさんありました。

 

正直申し上げて私も生活があるので、どうしても収支が気になってしまうところではあるのですが、

 

そもそも個人で塾をやる決断をした時に多少の苦労は覚悟したはずです。

 

そして何より、綺麗事かもしれませんが、子どもたちのためにと思って始めたことは間違いありません。

 

ですから、彼ら彼女らが今逞しく前を見て進んでいてくれるのであれば塾講師冥利につきます。

 

 

改めて子どもら一人ひとりのために全力を尽くしていこうと思ったこの頃です。

 

別れは必ずやってくるので、

それまでに子どもらのために残していけるものを伝えていきます。